陶器と磁器の違いとは
原料と製法が異なる
陶磁器とひとまとめにされてしまうことも多い陶器と磁器ですが、このふたつにはどのような違いがあるのでしょうか。
陶器と磁器の違いは、その原料と製法です。
陶器は、その主成分が土である物のことをいいます。磁器と比較すると、土の密度が低いため壊れやすいという特徴があります。また、わずかですが吸水性もあります。壊れやすいという特徴があるため厚い作りになっているものが多いのですが、電子レンジや食器乾燥機などでの使用は避けたほうが良いでしょう。
磁器とは陶器と異なり、石の粉末を練ったものを原料として作られています。陶器よりも高温で焼くため、生地が硬く高い強度があります。そのため、薄い作りにすることがほとんどです。磁器は吸水性がないため耐久性が高く、手入れも簡単です。金彩の物でなければ、ほとんどの磁器は電子レンジなどに使用することができます。高台の無いものは、オーブンで使用することも可能です。そのため、業務用で広く使用されています。
